Echinococcusの日記

PS4ゲームのプレイ日記

3on3 FreeStyle 時間の問題。

時間経過によって問題が解決される、という意味ではない。
バスケットボールで時間をコントロールすることとプレイヤとしての(個人的な)節度、実装上の問題について少し書いていきたい。

一つのシチュエーションを考えてみよう。
試合残り時間48秒で4点差で勝っているチームのポゼッション。
この場合、勝っている側はもうシュートは必要ない。
24秒バイオレーションを受けるまでボールを保持し続ける。次の相手のポゼッションは1秒で3点をとられても問題はない。
相手のシュートの成功失敗を問わず、最後のポゼッションもボールを保持する。これで試合は終了。
このような戦い方は非常に有効だ。7点差なら試合残り時間72秒からこの運用が可能になる。
非常に有効ではある、が果たしてこのような試合を観戦して面白いと思えるだろうか?

 

■クラブの方針と自分の運用

現在、3on3 FreeStyleで僕が所属しているクラブは「時間稼ぎをしない」という方針を掲げている。
特に明確に聞いてはいないけど、試合がつまらなくなる、というような理由だと推測する。
であるならその方針は十分理解できる。
僕自身、露骨な時間稼ぎプレイは相手に仕掛けられても、自分で仕掛けてみても、それで勝っても負けてもつまらない試合と感じるから。
(まあ仕掛けてきた相手に勝てばざまあみろくらいは思う。)

時間稼ぎに対する忌避はごく自然な感覚だと思う。
そもそもバスケットボールには時間稼ぎを抑制するルールがいくつか設けられている。
5秒、8秒、24秒バイオレーションなどがそう。
勝っている側が時間稼ぎのためにずっと攻撃をしないでボールを持ち続ける、という行為をつまらないと感じたからこそそういうルールが設置されていったのだろう。

しかし試合を有利に進めていくうえで時間を使う、ということはスペースを使うことと同じくらい非常に大切な要素でもある。

残された時間、必要なポゼッション数を考えないプレイを行えば、たとえキングレブロンでもHCから怒られるだろう。多分。
特にポイントガードは常に時間をコントロールすることが頭に入っていなければならない。
時間のコントロールを考えないポイントガードポイントガードとは言えない。

ポイントガードとして僕が最低限行っている時間のコントロール(時間稼ぎ)を並べてみよう。

  • 前半最後のポゼッションは自分たちに回ってくるように仕向ける。
  • 1ポゼッションゲーム、残り試合時間24秒以内で得たポゼッションではシュートタイミングを試合終了時間に合わせる。
  • 相手が絶対に3点が必要な場面で2点を取った場合、試合放棄と見なし以降は一切の制約なしに自由に時間を使う。
  • 上記以外の状況では常にシュートの意識を持つ。

また、僕はそれなりに格好つけでもあるので時間の稼ぎ方についても自分なりの基準を設けている。

  • ボールは常に各キャラクタのシュートレンジに置き、攻撃の意思(演技)を見せる。
  • センタライン付近をうろうろしたりセンタラインの角でポストアップしたりはしない。
  • オープンスリィは点差、残り時間に関係なく撃つ。

この「最低限の時間コントロール」「自分なりの基準」がクラブの方針を守るものであるかは、これも聞いていないのでわからない。
もしかしたらお叱りを受けるかもしれない。
基本的にはクラブの方針に賛同しているのでいずれ確認をとる必要があるだろう。

一応念のために書いておくけど時間をコントロールする行為、プレイヤを否定するつもりもない。
上記のように自分自身も時間は使うし、なにかバグを利用しているわけでもチート行為をしているわけでもない、試合に勝つための100%正統な手段だと思っている。
時間の使い方について、ここまではセーフ、ここからはアウトというラインは無いと思う。


■時間稼ぎをする側にとって有利な現在の実装とその改善案。

3on3 FreeStyleプレイヤは3on3 FreeStyleでの時間稼ぎが実際のバスケットボールよりも強力に作用していることに気付いているだろうか。
実際のバスケットボールでは勝っている側の時間稼ぎに対して、負けている側にもそこそこ有効な対抗手段がある。
ファウルゲームという、ボールを保持する相手チームに対してわざとファウルをしてフリースローを与え、代わりにポゼッションを得る戦術。
3on3 FreeStyleではこれができない。時間を稼ぐプレイに対して有効な手段が少なくなっている。

ではファウル、フリースローを実装したらいいのかというとやはりそれは現実的ではないと思える。
3on3 FreeStyleのゲーム性が大きく変質するだろう。
ファウルゲームを可能にしたらしたで、今度は時間稼ぎをするつもりもない相手にファウルゲームを仕掛けてくるプレイヤも現れるかもしれない。

とりあえず実装してほしいルールがある。
バックコートヴァイオレーション。センタラインを割るとターンノーバ、というルール。
センタラインの角でポストアップをするプレイを抑制するため。
このくらいのルールは初心者でもすぐに対応できるだろう。

 


ところでファウルゲームに否定的な人も結構いる。わざとファウルしていちいち試合が止まってつまらないから。
どうも現実のプロバスケットボールでファウルゲームを抑制するような動きもあるらしい。
僕もファウルゲームはそんなに好きなわけでもないけど時間稼ぎとのバランスは必要だとも思う。
単純にファウルゲームだけを排除すればバスケットボールは終盤の盛り上がりに欠けるスポーツになるだろう。
ファウルゲームを抑制するなら、例えば残り何分で何点差なら勝ってる側のショットクロックがこれだけ減る、というような措置は必要ではないかと思う。